漢字の豆知識です。
熟語っていうのは、2つ以上の漢字が組み合わさったもので、1つの意味をもつ言葉になったものをいいます。
二字熟語、三字熟語、四字熟語などがあります。
その中でも最も多いのが、二字熟語でしょうか。
二字熟語においては、音読みは音読みだけ、訓読みは訓読みだけを重ねて読むというのが基本です。
例えば1 音読み+音読みの熟語
・経営(けいえい)
・建造(けんぞう)
・精神(せいしん)
・物価(ぶっか)
などは、『音読み+音読み』の熟語です。
例えば2 訓読み+訓読みの熟語
・家路(いえじ)
・霜柱(しもばしら)
・手紙(てがみ)
などは、『訓読み+訓読み』の熟語です。
でも、こんな基本から外れた読み方というものもあります。
それは、例えばこんなものです。
例えば3 重箱読み(じゅうばこよみ)
・雑木(ぞうき)
・台所(だいどころ)
・団子(だんご)
・番組(ばんぐみ)
・本箱(ほんばこ)
・味方(みかた)
などは、上の字を『音読み』、下の字を『訓読み』にして重ねる読み方です。
重箱読み以外にも、
例えば4 湯桶読み(ゆとうよみ)
・切符(きっぷ)
・消印(けしいん)
・手本(てほん)
・場所(ばしょ)
・荷物(にもつ)
などは、上の字を『訓読み』、下の字を『音読み』にする読み方です。
これら、重箱読み、湯桶読み以外にも、
例えば5 熟字訓というものがあります。
・小豆(あずき)
・時雨(しぐれ)
・相撲(すもう)
・七夕(たなばた)
などのように、熟語としての特別な読み方が固定しているものがあります。
この熟語訓では、時雨(しぐれ)を例に取ると、上の字が「し」、下の字が「ぐれ」というように分けられるものではなく、二字の固まりとして「しぐれ」という読み方の熟語になります。
日本語って難しいですか?
でも面白いですよね。
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